六道珍皇寺
行った時期:平成25年8月上旬
天気:晴れ、最高気温36度
移動手段:鉄道
正式名:大椿山六道珍皇寺
宗派:臨済宗
噂に聞く六道まいりを見てみたく訪れた。
すごい人出だ。
以前にも訪れた時には、ほかに参拝する人もなく、
静まり返っていた境内が、まるで別世界である。
出店では供養に使う高野槙や鬼灯が積み上げられているが、
そういう見慣れない光景を見ていると、
見知らぬ土地へはじめて行った時のような、
掴みどころのない感覚に捉われる。
京都全体が蒸し風呂さながらのこの過酷な時期に、
迎鐘を衝くために、百メートル単位で人々が
寺の外まで行列をつくっている。
暑さや日差しなど意に介さぬ様子だ。
この行事にかける京都人の情熱はただものではない。
六道まいりの発する静かな気迫に私は圧倒された。
私は京都のことをまだまだ知らない。
門
参道。出店が並ぶ。右は高野槙
色鮮やかな鬼灯
閻魔堂。行事の際は開扉される
本堂前の石塔婆
本堂。応対役の人の多さにも驚く
六道まいりの主役、迎鐘
炎天下にもかかわらず寺の外まで延々と行列が続く