柳谷観音
行った時期:平成26年7月上旬
天気:くもり→雨
正式名:立願山楊谷寺
移動手段:鉄道、バス
京都・西山三山のひとつ。
最寄りのバス停からなだらかな坂を約2km登るので
それなりの運動になる。
境内に湧く独鈷水(おこうずい)は眼病に効くといい、
本尊も目の観音様として信仰を受ける。
明治ぐらいまでの日本は目のことで苦労した人が多かったらしい。
当時の日本を訪れた外国人などが、日本人は目病みが多いと書いている。
環境のせいなのか、遺伝的な要因もあるのか、
それに眼病といっても具体的にどういう症状だったのか、
私にはよくわからないが、
ともかく目の病は長らく日本人の国民病だった。
そういう時代背景を知ると、目の快復を願ってこの寺を訪れた昔の人の
差し迫った心情が察せられる。
考えてみれば私もかなりの近眼だし、
最近はドライアイの症状もあって目の不調とは無縁ではない。
楊谷寺は紫陽花の寺としても知られる。
ちょうど見頃に訪れることができた。
雨に濡れていっそう鮮やかさを増した紫陽花や草木の緑が、
疲れた現代人の目を癒してくれる。
竹林の道をてくてく登る
山門、本堂の遠景
本堂。七夕飾りが見える
独鈷水
奥之院までの通路には座って紫陽花を眺めるスペースもある
奥之院